昔の人びとは、自然を大切にし、神様に幸せをお祈りしました。
「おしらさま」や「南部小絵馬」に幸せを祈り、「えんぶり」や「三社大祭」で豊作を願いました。
この地方に伝わる家の神様。娘と馬の姿をしています。
絵馬は、神様に願いを伝えるときに神社などにおさめるものです。
全国的にみることができますが、南部小絵馬の図柄は、目が白く、たてがみやしっぽがクシのように描かれた独特のものです。
えんぶりは、2月17日から20日まで行われる豊作祈願の芸能です。
田んぼをならすときに使う「えぶり」という農具を持って舞ったことから始まったといわれています。
いつ頃から行われるようになったのかははっきりしませんが、記録としては、今のところ、正徳5年(1715)に書かれた八戸藩の日記に載っているものが最も古いとされています。
三社大祭は、7月31日から8月4日まで行われるお祭りです。
元々は、江戸時代の享保年間より始まったとされる、八戸藩の法霊社(現・おかみ神社)による天候安定、五穀豊穣を願う祭礼であり、御輿行列が長者山(現・新羅神社)へ御渡する神事でした。
後年その行列に山車が加わり、明治時代に入ると、新羅神社と神明宮が参加することになり、現在のような三社大祭となりました。
明治6年 | 八戸小・中居林小 |
明治8年 | 白銀小・鮫小・湊小・小中野小・根城小・多賀小 |
明治9年 | 豊崎小・轟木小・新井田小・是川小・高舘小・明治小・種差小 |
明治10年 | 大久喜小 |
明治14年 | 田面木小 |
明治17年 | 松館小 |
明治28年 | 三条小・是川東小 |
明治30年 | 町畑小 |
明治31年 | 長者小 |
明治35年 | 下長小・根岸小 |
明治41年 | 金浜小 |
明治42年 | 番屋小 |
昭和11年 | 柏崎小 |
昭和16年 | 吹上小 |
昭和23年 | 桔梗野小 |
昭和26年 | 美保野小 |
昭和27年 | 江陽小 |
昭和35年 | 青潮小 |
昭和40年 | 旭ヶ丘小 |
昭和44年 | 多賀台小 |
昭和45年 | 白鴎小 |
昭和50年 | 城下小 |
昭和53年 | 図南小 |
昭和54年 | 江南小 |
昭和59年 | 城北小 |
昭和61年 | 西園小 |
昭和63年 | 白銀南小 |
平成5年 | 日計ヶ丘小 |
平成8年 | 白山台小 |
平成29年 | 西白山台小 |