大名は、家臣の任免や各種訴訟の処理などの藩政のかたわら、武術を稽古したりと忙しい生活でした。
また、各藩は江戸にも屋敷があって、大名は1年ごとに行って幕府につかえなければならない制度がありました。
これを参勤交代(さんきんこうたい)といいますが、八戸からは約17日かけて200人ぐらいの大名行列でした。
参勤交代の大名行列では、食料・食器・布団などの生活用具まで運びましたので、さむらいのほかにも荷物運びの人なども加わり約200人にもなりました。
この行列の費用や江戸の屋敷の管理の費用が大きく、藩の財政を苦しくしました。
八戸 – 一戸 – 渋民 – 盛岡 – 黒沢尻 – 一関 – 高清水 – 新町 – 岩沼 – 越郷 – 二本松 – 矢吹 – 鍋掛 – 氏家 – 小金井 – 幸手 – 千住 – 江戸
一日約10時間・40km行列しました。